新編 膝枕

智に働きたいと思いながら、なんかやってます。

■【演奏会の記録:2014年7月27日(日)】沼尻竜典×TMP 第67回定期演奏会

「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ 第67回定期演奏会 ~武満、モーツァルトの「レクイエム」~」をききにいった。

(2014年7月27日(日)のことだ。)


◆プログラム◆

武満徹:MI・YO・TA(編曲:沼尻竜典

武満徹:翼

武満徹:弦楽のためのレクイエム

三善晃:弦の星たち

モーツァルト:レクイエムK.626

音楽監督・指揮:沼尻竜典

管弦楽:トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ

合唱:栗友会合唱団

ソプラノ:伊藤晴

アルト:中島郁子

テノール:山本康寛

バリトン:近藤圭

ヴァイオリン独奏:水谷晃

三鷹市芸術文化センター・風のホール

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チラシとパンフレットは次。

(クリックすると、ポップアップで大きな画像が表示されます。)

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モーツァルトのレクイエムのあと、あるひとりの男性が呼び込まれた。

合唱指揮のかただろうなぁ。

うえにあげたパンフレットのページには記されていないが、合唱団のプロフィールに「栗山文昭」という名がしるされている。

あのかたがこの名前のかたなんだろうなぁ、と思った。

* * *

さて。

モーツァルトのレクイエムである。

僕の好きな曲だ。

スコアももっている。

トロンボーンが合唱とおなじ音型を奏でる。

それが視覚的にも聴覚的にもはっきりとわかる。

やっぱり、人の生の声はよい。

合唱はよい。

で。

"Confutatis"。

とくにスコアでは25小節めから。

個人的な事情で僕のききなじんだベームウィーン・フィルの演奏はとてもテンポがゆったり。

が、たとえば、いますぐに再生できる演奏でいえば、アーノンクールなどはカサカサととてもはやい。

沼尻さんの演奏ははやいほう。

が、いちいちの弦のささやきがとてもやさしくやさしく。

こういうのもいいなぁと思った。

スコアを見ると、ここでテンポを変えるような指示はない。

なんにんもの指揮者の演奏でモーツァルトのレクイエムをきいてきたが、やはりベーム的なのは異端的かもしれないな。

ともかく。

モーツァルトのレクイエムはよい。