■映画「舟を編む」をみた。
映画「舟を編む」をDVDで視聴した。
監督:石井裕也
公開年:2013年
「馬締」のような人を営業部に配属してしまっているという、物語のそもそもの出発点がよくわからないが。
辞書作り。
自分の適正にかなった仕事ができるっていいなぁ。
本作の宮崎あおい。
現代の装い。
言葉すくなく、翳りのある感じ。
そしてポニーテール。
気が強いとか、明るいとか、前向きとか、けなげとか、そういう単純なものではない。
宮崎あおいは、江戸、明治の、期待される定型っぽい女性より、本作のような現代の女性を演じるほうがいいと思った。
そして、言葉少ない、落ち着いた感じの不器用なふたり。
「みっちゃん」と「香具矢」。
こういうの、いいなぁ。
僕はこういうのが好きだな。
そして、辞書編集部の契約社員の「佐々木」さん。
「西岡」が机のうえにほっぽり出した、「馬締」が毛筆でかいたラブレターをそっとたたんで封筒におさめる。
こういう配慮をそっと作品に折り込む。
ステキだと思う。
恋に落ちた「馬締」は恋の語釈の執筆をまかされる。
そして・・・
「恋」の語釈。("01:16:43")
こい【恋】ある人を好きになってしまい、
寝ても覚めてもその人が頭から離れず、
他のことが手につかなくなり、
身悶えしたくなるような心の状態。
成就すれば、
天にものぼる気持ちになる。
最高だ!
そして。
「西岡」による「ださい」の語釈。("01:34:06"~)
<見出> ださ・い<アクセント> (2)
<品詞> (形)
<語義> 時代遅れ。田舎臭い。鈍臭い。恥ずかしい位、主流派。要は格好悪い。
<用例> 「酔ってプロポーズとかマジ―・いよね」
<用例> 「―・い服」
<用例> 「―・い話」
映画『舟を編む』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=0kwCc-1o1lc
『舟を編む』特報
http://www.youtube.com/watch?v=RIgjByfSlY8
映画『舟を編む』「辞書が出来るまで」の特別映像
http://www.youtube.com/watch?v=5w3SWA9WbPY