新編 膝枕

智に働きたいと思いながら、なんかやってます。

■映画「舟を編む」をみた。

映画「舟を編む」をDVDで視聴した。


 出演:松田龍平宮崎あおい八千草薫、ほか

 監督:石井裕也

 公開年:2013年

映画『舟を編む』公式サイト

http://fune-amu.com/

* * *

「馬締」のような人を営業部に配属してしまっているという、物語のそもそもの出発点がよくわからないが。

辞書作り。

自分の適正にかなった仕事ができるっていいなぁ。

* * *

本作の宮崎あおい

現代の装い。

言葉すくなく、翳りのある感じ。

そしてポニーテール。

気が強いとか、明るいとか、前向きとか、けなげとか、そういう単純なものではない。

宮崎あおいは、江戸、明治の、期待される定型っぽい女性より、本作のような現代の女性を演じるほうがいいと思った。

そして、言葉少ない、落ち着いた感じの不器用なふたり。

「みっちゃん」と「香具矢」。

こういうの、いいなぁ。

僕はこういうのが好きだな。

そして、辞書編集部の契約社員の「佐々木」さん。

「西岡」が机のうえにほっぽり出した、「馬締」が毛筆でかいたラブレターをそっとたたんで封筒におさめる。

こういう配慮をそっと作品に折り込む。

ステキだと思う。

* * *

恋に落ちた「馬締」は恋の語釈の執筆をまかされる。

そして・・・

「恋」の語釈。("01:16:43")

こい【恋】

ある人を好きになってしまい、

寝ても覚めてもその人が頭から離れず、

他のことが手につかなくなり、

身悶えしたくなるような心の状態。

成就すれば、

天にものぼる気持ちになる。

最高だ!

そして。

「西岡」による「ださい」の語釈。("01:34:06"~)

<見出> ださ・い

<アクセント> (2)

<品詞> (形)

<語義> 時代遅れ。田舎臭い。鈍臭い。恥ずかしい位、主流派。要は格好悪い。

<用例> 「酔ってプロポーズとかマジ―・いよね」

<用例> 「―・い服」

<用例> 「―・い話」

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映画『舟を編む』予告編

http://www.youtube.com/watch?v=0kwCc-1o1lc

舟を編む』特報

http://www.youtube.com/watch?v=RIgjByfSlY8

映画『舟を編む』「辞書が出来るまで」の特別映像

http://www.youtube.com/watch?v=5w3SWA9WbPY