■映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」をみた。
映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」をDVDで視聴した。
公開:2010年
やっと本作を視聴した。
「やっと」という理由は、本作を視聴するために、僕は「踊る~」シリーズをテレビシリーズの最初から順番に視聴していた、というのがひとつ、本作を一度はレンタルをしてきたのに、そのときは未見のまま返却してしまった、というのがもうひとつである。
再度本作をレンタルし、やっと本作を視聴しての感想。
うーん・・・ 本作の視聴を楽しみにしていたけど、あえて無理してみる必要もなかったかなぁ・・・
作品冒頭のつかみは、やはり、うまい。
楽しい。
新しく係長になった青島が、かつての魚住係長とおなじように、しきりに健康診断受診を部下によびかけている様子が、湾岸署の日常を描いていて、楽しい。
・・・のだが。
少なくとも僕にとっては本当らしさが感じられないような要素がつみかさなって物語が展開していくのが、だんだんと興ざめ感を増加させ、最後まで視聴し通すのに苦痛を感じた。
早く終わらないかなぁ、早く終わらないかなぁ、と感じて、しかたがなかった。
僕の視点から本作の特徴をのべるとすれば、そのひとつに「青島」と「室井」の絡みの少なさがあげられる。
その背景として、真偽の不確かなゴシップ記事的には「青島」を演じる俳優と「室井」を演じる俳優との私的関係に言及されるのだろうけれど、そういうところには僕は興味はない。
ここでは、二人の接触が少ない、とまとめておく。
が、こうなると、理想を共有しあう二人のリアルな相互作用が作品からほぼ完全に欠落してしまう結果になる。
ぼくとしては、ものすごくものたりない。
それと、「柏木雪乃」が本作には登場しない。作品末尾での「真下」のスピーチのなかに彼女のことはでてくるが、それだけのこと。
「柏木雪乃」が本作にリアルには登場しないことにも大人の事情がからむようだが、そういうところには僕は興味はない。
ただ、「柏木雪乃」がリアルには登場しないということを、本作を実際に視聴して、自分で確かめたので、ここにかいておく。
「柳葉敏郎」が演じる「室井慎次」が本作ではじめて登場したシーンで、彼の表情が政治家の「小沢一郎」にみえた、ということを、僕がそう感じてしまったことのひとつとして、ここに記録しておく。
それと、本作で犯人グループを構成する若い女性。
僕は、かわいらしいなぁ、と思ってみていた。
エンディングのクレジットに「時東ぁみ」の名前があった。
ふむ。
この記事は以上。