■映画「タワーリング・インフェルノ」をみた。
映画「タワーリング・インフェルノ(The Towering Inferno)」をDVDで視聴した。
本作に出演している俳優たちはかなり有名な人たちばかりであるようだが、僕は出演者に興味はない。
小さいころにこの映画をテレビ放送で視聴したことがある。
炎につつまれた超高層ビルから人が落ちていくさま、ビルからビルへとロープをわたして、カゴで一人ずつ救出していく箇所、屋上の水タンクを爆破し、ビル全体を水浸しにすることによって消火をめざす箇所などが強く印象に残っていた。
ビルの配線の電線が熱をもっていること、それが火を噴いたこと、「危険だから点灯する照明の量を減らせ」という指示がでたことなどが妙に印象に残っていた。
仕様からはずれた素材を使うという手抜き工事をした当の人間の無責任な対応、他の人を文字通り蹴落とす行為が頭からはなれず、ずっと気になっていた。
最近、この作品の夢をみた。
つい先日、新星堂でこの映画のセルDVDをたまたま目撃した。
で、本作がみたくなった。
今この作品を視聴した理由として、手抜き工事という人間の行為によって多くの人が死んでいく人災的な物語を今の僕の視点から視聴しておきたかった、とヘリクツをこねることも不可能ではないし、そうした理由付けもけっしてウソではないのだが、そこまで深刻に考えて、今の日本におこっている問題に関連づけて本作を視聴しようとしたわけではない。
僕にとって本作は気になる作品であり続けていたということにはまちがいはなく、気になる作品でありながらも、この作品をとおしで視聴したことがなかったから、きちんとみておきたいと、ことあるごとに思っていた。
なお、近くのレンタルショップではなかなか目当ての作品が見つけられない。50音順ではないコーナーがあって、そこでのジャンルわけ、並べ方が僕には理解できないのだ。
本作を探すつもりで棚を丁寧にみていて、本作がやっと目にはいった。
で、5枚で1050円という組み合わせのうちの一枚として、本作をレンタルしてきた。
感想は。
消防隊の隊長、かっこよすぎ。
ミラクルにすごい。
今回本作を視聴しての疑問。
屋上の水タンクを爆破して、ビルを水浸しにするとき、そのビルのした、その近辺には、かなりおおくの負傷者たちや消防隊員、救急隊員たちも残っていたはず。
ビルの下の地面に大量の水が流れ落ちていくわけだが、したにいた人たちの退避は水タンク爆破までに無事に済んだのだろうか? と疑問に思った。
おもわず苦笑いをせざるをえないような怒りを覚えたのは次の箇所。
ビルの途中で停止した展望エレベーターをヘリでつり下げての救出に成功した隊長を呼び出した副署長が、隊長にむかって次のように言う。(次は日本語字幕を書きおこしたもの。下線は当ブログ管理人による)
もう決定してるあとは だれが爆破をするかだ
できるのは君とコナーズしかいない
しかし彼はヤケドで病院へ運ばれた
爆破しろと命令はできん 単に状況を説明した
分かって もらえただろうか
よくもまぁ、ヌケヌケと。
本作は165分の作品。
それほどの長さを感じずに視聴し通すことができた。
この記事は以上。