新編 膝枕

智に働きたいと思いながら、なんかやってます。

■TVドラマ「深夜食堂」(第8話から第10話)をみた。

TVドラマ「深夜食堂」の第8話から第10話をDVD(第3巻)で視聴した。


 第8話 「ソース焼そば」

 第9話 「アジの開き」

 第10話 「ラーメン」

* * *

DVD第3巻に収録された、これらの3作品について感想をいうのは難しい。

TVドラマ(あるいは、映画、あるいは演劇)を、人間の生活の一コマをその人間の感情とともに描き出すものとしてとらえるとすれば、これらの3作品は、それらを描き出そうとしているという点で、それなりにその内容を満たしていると思う。

視聴者はこれらに接することで、この世界に生きている様々な人間のうちの、その一部の人間の生き方、その思いについての知識をえることはできるだろう。

だから、これらは十分にドラマとしての任を果たしており、そういう点では、これらは良作群のいっかくに加わる作品だと思う。

ただ、僕個人としては、これらの3作品にはあまり感情移入できなかった。

一番感情移入できたのは第8話「ソース焼そば」であり、僕は、おもわず、もらい泣きしそうになった。

でも、焼きそばに「四万十川の青のり」をふりかけることをおしえる人物が深夜食堂にあらわれたことに、ご都合的な作為性を感じてしまった。

深夜食堂での偶然的な出会いによって、ある人間がはげまされ、前向きに生きていく力をえたり、幸せな生活をえたりする、という一連の流れにはのっているのだが、第3巻収録の3作品については、僕はあまり説得力を感じなかった・・・というのが、正直なところ。

たぶん、あまりにもショートショートすぎるのだろうと思った。

時間をおいて、再見すれば、ひょっとしたら、違う感想をいだくかもしれない。

が、今回はこのへんで。