■映画「剣岳 撮影の記」をみた。
映画「剣岳 撮影の記 ―標高3000メートル、激闘の873日―」をDVDで視聴した。
(注:本作における「つるぎだけ」の表記は「劔岳」)
監督・撮影:大澤嘉工
公開:2009年11月、113分
映画『劔岳 撮影の記 -ツルギダケ サツエイノキ-』公式サイト
http://www.tsurugidake.jp/contents01.html
本作は映画「剣岳 点の記」のメイキングであり、映画撮影のドキュメンタリーになっている。
僕は映画「剣岳 点の記」を視聴した記録をこのブログに掲載したことがある。
(内部リンク:「■映画「剣岳 点の記」をみた。」(掲載日:2010年11月10日(水)))
その感想記事のなかで僕は「撮影の記」について「これはぜひとも視聴したい。」としるした。
その後、「撮影の記」の存在を忘却してしまっていたのが正直なところだが、つい先日、たまたまレンタルショップで本作を目撃して本作を思い出し、その日にさっそくレンタルしてきた。
「点の記」についての上記の感想記事のなかで僕は次のようにしるしていた。
エンディングのクレジット。
いっさいの肩書き、役割名なしに、キャスト、スタッフ、協力会社などの名前が、よこにずらずら流れていく。
「仲間たち」という言い方には僕の個人的嗜好としてつねに反発を覚えるのは事実だが、《仲間たち性》を主張するための手法としてこういうクレジットの出し方も効果的だと思った。
本作「撮影の記」を視聴して、「仲間たち」という文言が「点の記」にとってきわめて重要なものであることを知ることができた。(現場にはいったすべての撮影スタッフが、肩書き上の役割分担など関係なしに、撮影機材の設営などにあたっているのだ。)
撮影スタッフがケガをする場面があるが、そういうところでは扇情的にならず、抑制がきいた表現がなされていて、好感がもてた。