■「天空の城ラピュタ」をみた。
アニメーション映画「天空の城ラピュタ」をDVDで視聴した。
原作・脚本・監督:宮崎駿
1986年、124分
挿入歌
「君をのせて」
作詞:宮崎駿
作曲:久石譲
歌:井上杏美
僕はこの作品をこれまでに何度も何度も視聴している。
で、今回の再見。
いい。
とくにオープニングのクレジット表示の箇所。
その映像は風車だったり、地下へ土を掘り進む機械だったり、プロペラをたくさんつけた飛行機群だったり、歯車群を擁する機械群だったり、はたらく人々の群れだったり、、、
ここに「君をのせて」が管弦楽のインストで背景にながれるのだが。
序奏のあと、木管の絡み合いがあり、そのあとに弦が「君をのせて」のメロディーをかなでる・・・
音楽が盛り上がる盛り上がる。
いい・・・
で、今回の感想といえば。
物語の展開がはやい。
以前から気づいていたことなのだが、なんか時間空間が変。
【初日】
夜。
シータが飛行船からパズーの住む町に落下。
【2日目】
朝。
パズーとシータはドーラたちにおわれ、逃げる。
坑道をでたところでパズーとシータはムスカたちにつかまり、要塞に収監されるが、パズーは解放される。
夜。
パズーが《歩いて》自分の町に帰り着く。
パズーはドーラたちとともに《空路》シータの救出にむかう。
【3日目】
明け方。
パズーとドーラ、要塞に到着し、シータを救出。
そのままパズーの町に《空路で》戻る。
パズーとシータ、ドーラ、ラピュタに向けて《空路で》出発。
【4日目】
明け方。
《バルス》。
パズーとシータとドーラたち、無事に脱出。
おわり。
以上だが、要塞とパズーの町のあいだの距離って、どのぐらい?
パズーが要塞から《徒歩で》町にかえり着いたのは夕餉時(夕餉がすんで一段落したぐらい)とおもわれる時間帯・・・ それからほどなくして、パズーはドーラたちとともに要塞にむけて出発。《空を飛んで》朝がた要塞に到着・・・
物語が展開する季節は「昼より夜の時間が短い時期」(「日の出の太陽がのぼるのが東より南側」なのだから)なのだけれど、、、それにしても、なんか時間があわないなぁ。
パズーが要塞から自分の町に帰り着くのに徒歩以外の移動手段をつかったとか、実は一昼夜歩き続けた、つまり、町に帰り着いたのは翌日の夜であるとか、解釈し直さないといけないのかなぁ・・・
ま、いいや。
こういうアラがあるとしても、本作はいい作品だ。
名作だとあらためて思った。
以上。