■「ゲゲゲの女房」(第17週・第18週・第19週・第20週)をみた。
NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の完全版DVDの第9巻(第17、18週を収録)と第10巻(第19、20週を収録)をみた。
第17週 「プロダクション旗揚げ」
第18週 「悪魔くん復活」
第19週 「鬼太郎ブームがはじまった」
第20週 「妖怪いそがし」
4週分をまとめて視聴すると、15×6×4。360分。6時間。ながい。
が、けっしてあきない。
日替わり15分の「連続テレビ小説」という枠組みがあたえられているせいもあるのだろうが、このドラマは、視聴中に気をゆるめても、つぎのシーンを楽しむことができる。任意の断片だけでもそれなりにみせてくれる。そして、つぎへの期待感をもたせてくれる。
なかなかよい。
さて。
物語の展開についていえば。
第16週で「茂」の漫画賞の受賞がきまり、第17週からは仕事量の増加にともなって、アシスタントの採用、プロダクションの設立、そして、仕事場の増改築と、村井家は貧乏生活からどんどん遠のいていく。そして、第二子「喜子(よしこ)」も誕生する。
第17週がはじまってすぐに、それまでと大きくかわったことに気づかされるのは、タイトルバックの構成である。
とくに「茂」と「布美枝」が自転車ではしるシーン。
それまでは、ほとんど整備されていない、人家のない片田舎の砂利道をはしっていたのが、17週からはきれいな土手のうえを自転車ではしっていく。むこうには住宅の屋根屋根と電信柱のかずかず。
村井家の生活が豊かになってきたことが、そして、おそらくは日本全体が豊かになってきたことが、象徴的にしめされている。
タイトルバックに関していえば、20週からまた自転車のシーンに修正がくわえられる。
「茂」と「布美枝」。それに二人の娘である「藍子」と「喜子」。4人がきれいな土手のうえを自転車ではしる。
なかなかイキな演出だと思う。
「茂」がしきりに「コーヒー」をのむようになったのも印象的な変化である。
さてさて。
きわめて個人的なことをいえば。
「布美枝」の妹の「飯田いずみ」役を演じた女優さんの名は「朝倉えりか」さん。僕はけっこう彼女が好きだよ。
そして、内容的には、「飯田いずみ」とアシスタントの「倉田圭一」。ふたりは相思相愛なんだけれど。。。
僕は「倉田」くんのほうに感情移入してしまうな。うん、いい奴だよ、かれは。
新人賞で「大賞」を受賞したらまっさきに「いずみ」に報告したくてがんばったのに「佳作」になっちゃって、落ち込んじゃって、ちょうどそんな状況で「いずみ」が(わたし実家に帰るかも)ってなことを言い出して。
「いずみ」は「倉田」にひきとめてほしくてわざわざそんなことをいっているんだけど。
「倉田」くんは本当は(かえるな)といいたいのに、「倉田」くんのプライドがそれをゆるさず。
で、「いずみ」が帰る日、「倉田」くんは「いずみ」の似顔絵を「いずみ」にプレゼントする。。
うん、「倉田」くん、いいやつだ。
さてさてさて。
もうひとつきわめて個人的なことをいえば。
小学4年生になった「藍子」を演じているのは「菊池和澄」さん。彼女の雰囲気も好きだなぁ。あんな感じの娘がほしいなぁ、と。
(彼女は子ども時代の「布美枝」も演じていて、そこでの彼女の雰囲気も僕には好ましかったので、そのときの視聴記事のなかで彼女の名前を記録しておいたのだが、ここであらためて。)
それと、「藍子」の担任の畑野先生役は「堀内敬子」さん。ここにいたのね。
そして、「茂」のアシスタント役に「柄本佑」。
さてさてさてさて。
僕はこのドラマのDVDを週1枚のペースで視聴しつづけてきて、今週は特別に2枚まとめて視聴したのだけれど。
まだまださきはながい。