■映画「剣岳 点の記」をみた。
映画「剣岳 点の記」のDVDをみた。
(注:本作における「つるぎだけ」の表記は「劔岳」)
監督・撮影:木村大作
公開2009年、140分
昨年の夏、ラジオで木村大作監督がしゃべっているのを何度も聞いた。
ちょうど本作が公開されたころで、プロモーションのために監督みずから全国をうごきまわり、ラジオにも出演していたんだと思う。
お世辞にも上品とはいえない監督のしゃべりが強烈であった。
「安藤忠信」に、「あなたのことはよく知らないが出演してくれ」といったたぐいのことをいって、出演交渉したとか。
(このあたりの事情はDVDに収録された特典映像における「安藤忠信」と「香川照之」へのインタビューからもうかがい知ることができる)
映画に使った音楽もラジオで流れた。その音楽も印象的だったので、いずれは本作を視聴したいと思っていた。
作中にはヴィヴァルディの四季などが流れたが、木村大作監督みずからが作中に使いたい音楽についての希望をもっていたとかいうことをラジオできいた印象がかすかにある。(うろ覚えであり、確かな証拠はない)
(そういえば、映画「植村直己物語」での音楽はウィンダムヒルだったな。こういう山の映像にかぶせたい音楽のイメージって、なにか共通なものがあるのかな。ただの妄想にすぎないんだけど)
ちなみに、本作の音楽監督は「池辺晋一郎」。
で、実際に作品を視聴して。
山、その麓など、四季折々の映像がきれいであった。
へー。あそこから富士山がみえるんだ。。
エンディングのクレジット。
いっさいの肩書き、役割名なしに、キャスト、スタッフ、協力会社などの名前が、よこにずらずら流れていく。
「仲間たち」という言い方には僕の個人的嗜好としてつねに反発を覚えるのは事実だが、《仲間たち性》を主張するための手法としてこういうクレジットの出し方も効果的だと思った。
映画の公式サイトはつぎ。
「撮影の記」もあることを、この記事を書くために上記公式サイトを閲覧して知った。
◆映画『劔岳 撮影の記 -ツルギダケ サツエイノキ-』公式サイト
http://www.tsurugidake.jp/contents01.html
これはぜひとも視聴したい。
物語の展開、セリフの作りなどについては不満がある。
不満というか、疑問。
一番おおきな疑問は。
剣岳初登頂を陸軍測量部ときそいあった山岳会。
その山岳会のボス的役割を演じた「仲村トオル」がいつもきれいにひげを剃ってあるのが、気になってしかたなかった。
【2011年12月11日(日)追記】
この記事で言及した「撮影の記」を視聴し、このブログに簡単な感想記事を掲載したので、ここにその記事へのリンクをはっておく。
内部リンク:「■映画「剣岳 撮影の記」をみた。」(掲載日:2011年12月11日(日))