■映画 "Les Choristes" をみた。
映画 "Les Choristes" のDVDをみた。
(邦題:コーラス)
監督・脚本・脚色・台詞・音楽:クリストフ・バラティエ (Christophe Barratier)
音楽:ブリュノ・クーレ (Bruno Coulais)
合唱:サン・マルク少年少女合唱団
2004年、97分、フランス
「池の底」となづけられた児童更正施設に舎監として赴任してきた教師が子どもたちに合唱をおしえる、というのが本作のストーリーの骨格。
・・・その合唱の美しいこと美しいこと。
この合唱の音源は「サン・マルク少年少女合唱団」のものらしい。
少年少女合唱団の歌声がひたすらにうつくしい。そして彼らの歌う楽曲の魅力的なこと。
ぜひサントラを入手して、ききこみたいものだ。
登場人物たちの言動についていえば、解雇された舎監に向かって子どもたちが手紙を窓から投げ、手を振る。
さらにラストのバスのシーン。《土曜日》の仕込みにはジーンときた。
物語の展開には(?)なところもある。たぶん、その多くは、僕自身がフランスの習慣とか制度とかになじみがないことに起因するのだと思う。
でも、舎監のやさしさは十分に伝わってくる。
「音楽が子どもたちをかえた」というよりは、「舎監の人間性が子どもたちをかえた」というほうが妥当だと思う。
そうではあるが、そこに介在した音楽の美しいこと。
いい作品だ。
蛇足だが、僕が本作をレンタルしてきたのは、ツタヤに「のだめコーナー」がつくられ、そこに上野樹里、玉木宏の出演している作品とならんで、クラシック音楽を題材にした作品がひとまとまりになっていたのをながめたときに、この作品が目にとまったからだ。
ごくうすい印象しかのこさないかたちではあったかもしれないが、以前に僕はこの「コーラス」という作品があることを知る機会があった可能性がある。
なんとなく本作の存在だけは知っていたような気がする。
実際に視聴してよかった。