■日本科学未来館 「夜はやさしい(Tender is the Night)」、など
2010年6月10日、僕は東京お台場にある「日本科学未来館」にいった。
まず、日本科学未来館のHPへのリンクをここにはっておこう。
http://www.miraikan.jst.go.jp/
で、なぜ僕がここに来たかといえば、虎馬さまのブログの記事によってつぎの企画を知ったから。
◆夜はやさしい Tender is the Night [プラネタリウム作品]|日本科学未来館
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/night/
パンフレットのおもて。
裏側に記されたクレジットの一部抜粋。
(ここに引用した方々だけによって本作が作り出されたわけではない。当然ながら他の職責をになった方々もクレジットされているが、ここでは省略。詳細はhttp://www.miraikan.jst.go.jp/sp/night/about.htmlへ。)
原案・詩・ナレーション構成:谷川俊太郎
朗読:麻生久美子
フィールドレコーディング・サウンドデザイン:川崎義博
挿入歌:「夜はやさしい」 谷川俊太郎 作詞 谷川賢作 作曲
チケットはこんな感じ。
期せずして、ご紹介主よりさきに僕が本企画を楽しんできてしまった次第。
念のためここで強調しておきたいのは、常設展がとても充実していた、ということ。
僕のそもそもの目的は「夜はやさしい」にあったのは事実だが、これだけを目的にするのは申し訳がないほど、常設展の方もすばらしい。
だから、この記事を目にされた方々には、「夜はやさしい」だけでなく、未来館のメインというべき常設展の方にも十分に関心をもって本館を訪問してほしい、と思う。
この日、僕が未来館に到着したのは11時。
無事に「夜はやさしい」の予約ができました♪
さて、上にはりつけた写真からわかるように、チケットにはQRコードが印字されている。それをゲートの読み取り機にかざして展示室に入る。
で、僕は5階の展示から見ていったわけだが…
そのゲートの真っ正面にあったのが、これ。
(人が写ってしまったので、微妙に修正。人がいなくなった瞬間にとった写真は手ぶれがひどくて…)
僕はこういうのを見ると、「なぜ僕がロケット開発にたずさわっていないのだ」と思わずにいられない。
(不遜なことをいうな、と思う方がいるかもしれないが、僕は物理数学が大得意だったりする)
が、こういうことについて書き始めると、また自分が壊れかねないので、省略。
で、このエンジンの脇にあったのが、これ。
http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/vr/
上記ページの記述をコピペ引用すると…
5階VRシアターでは、高精細画像、曲面スクリーン表示、スムーズなインタラクティブ操作により、仮想空間を疑似体験することができます。
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトが提供する話題の3D映像がお楽しみいただけます。最先端の天文学で得られた観測やシミュレーションに基づき、太陽系から宇宙の果てまで移動する旅を体験できます。コントローラーを使って、来館者が実際に操作することもできます。(操作体験していただける人数には限りがあります。)
うまい具合に上映開始時間にその場にいたので、僕は「spacewalk」を楽しんできました♪
で、上の引用文中にある「操作体験」もしてきました♪
ちなみに、この作品は個人のPC上でも楽しむことができる。プログラムのダウンロードはつぎのサイトから。
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/
"Mitaka" 僕はこの名前も好きだ。
これは「国立天文台」(http://www.nao.ac.jp/)のプロジェクトの成果物らしい。
◆国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2Uプロジェクト)
http://4d2u.nao.ac.jp/t/index.php
いかなる過程をへて《これ》が目の前に存在するのか、ここまで思いをめぐらしたい。物質的にも、人的にも歴史性が介在している。
バイオ、医療関係の展示をみながら、DNAの操作をしてコンピュータ上で新しい昆虫を作ったり…としつつ、このフロアーのはじまでいったら、ありました。
宇宙を旅したアサガオ。
(どんな媒体であったかは失念したが、ちょうどこの未来館訪問の何日か前に僕はこのアサガオの展示開始のことを知ったので、見てみたかった。)
地上で放射線を浴びせたアサガオ、通常通りのアサガオとならべて、この宇宙を旅したアサガオが展示されていたのだが、現状では違いがわからなかった。
スタッフの方に聞いたところ、アサガオと類似の状況下において比較したカイコでは明確な違いが現れたとのこと。ただ、カイコの事例でも宇宙にいったことが本当にその違いの原因かどうかは特定できない、とか。
では、このアサガオはこれから成長する中でどんな違いが現れてくるのか? ぜひ、インターネットなどで成長過程を公開してほしい。
で、このスペースに宇宙ステーションの居住スペースをを模した構造物も展示されていたのだが、サイズ、内容などの点では、残念ながら、精密な再現を期して作られたものではないようだ。
科学コミュニケーターの方とお話をした。
話題は科学哲学関係。詳細は省略するが、とにかく楽しい。こういう話ができるような環境に身をおくのが、ぼくにとって一番幸せかもしれない。
で、いろいろ思うことがあったのだが、それを文章化するのは、またあとで。
ショップで購入したもの。
・ミドリムシクッキー
※ある人にこのミドリムシクッキーをおみやげで渡したのだが、すでにその方はご存じだった。その方によれば、これは東大の「不忍池」にワーッと広がっていたのがおおもとだとか。(僕自身はその情報が正しいかどうか未確認。)
◆株式会社ユーグレナ - ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の研究開発・製造・販売
↑このサイトによれば、今は石垣島で培養されているらしい。
・定規
天体間の距離、宇宙の広がりをセンチメートルの目盛りに平行させて示している。
(写真はあとで公開予定)
僕が訪問した10日時点では準備中だったが、いま、つぎの企画展開催中。
で、僕は未来館がとてもよい、と思ったので、カウンターで「友の会」への入会もしてきた。この日の入館料も払い戻されるという配慮がうれしい。
http://www.miraikan.jst.go.jp/friendship/
閉館後、未来館の外貌を撮影した。
未来館はこのようなエリアに立地している。
今回の訪問では時間が足りなくて5階の常設展しか見なかった(その5階の展示物も見たのは一部だけだ)
ぜひすべての展示物をみたい。
だから、僕はまた未来館に行くよ。