■TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」再見中(その3)
TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」 のDVDを再見している。
たったいま、本編全5巻のうちの第3巻(第5話と第6話)をみた。
第3巻では泣かなかった。
もちろん、要所要所で、心は大きく揺り動かされた。
でも泣かなかった。
(第3巻をみるまえに、ドラマのストーリーとは無関係なことで、いやなことを思い出してしまった、というのもある。それを加味するにしても、すこし僕の感情がおかしかった)
この第3巻では亜紀の病気が明確になる。
第5話。
夢島での亜紀と朔太郎、いいなぁ、とおもった。
亜紀の入院生活が始まる「第6話」では、僕は自分が「冷めた目」でドラマを見ていることに気づかざるをえなかった。
この「冷めた目」の正体については、第7話以降をみてみないと、僕自身わからない。
類似の経験をしてしまった人間はさめたまなざしになってしまうのか、つづきをみてみないと、僕自身わからない。
さて、「第5話」の冒頭。
桜井幸子演じるところの「小林明希」が、船着き場で現代朔太郎から夢島での出来事をおしえてもらう。「何から話せばいいのか…」「一番幸せだったときのこと」に続いてのことだ。
それをきいたあとに、小林明希は《廣瀬亜紀さんはポストにテープを入れているんじゃないかな》という。
そして、それを確かめに夕刻に夢島に到着する現代朔太郎。
実際、テープはあり、そのテープに吹き込まれた亜紀のメッセージと、亜紀が倒れるシーンとが重なる。
…あれ、ただのストーリー紹介だ……この点については、また後日感想を記すとして……
その夢島での夜。
たき火を囲んで亜紀と朔太郎が将来のことを語り合う。
あのシーンがすき。
それと、料理をしたことのない亜紀がジャガイモの皮をむこうとするのを制止する朔太郎。
朔太郎の作ってくれた生姜湯に涙する亜紀。
あのふたりの表情、心の動きの描写がいいなぁ、とおもう。
亜紀父(三浦友和)が写真を通じて目にする娘の笑顔も、そのときのものだ。
「第5話」だけをみたあとだったら、いろいろ書けたんだろうけれど、「第6話」で僕の感情がおかしくなった。
また、あらためて記事にしようと思う。