新編 膝枕

智に働きたいと思いながら、なんかやってます。

■「コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~ 2nd season」をみた。(上)

TVドラマ「コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~ 2nd season」のDVD(第1巻と第2巻=第1~4回)をみた。


 出演:新垣結衣戸田恵梨香、ほか

 放送期間:2010年1~3月、フジテレビ

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「2nd season」は「1st season」の1年3ヶ月後の物語である。

フェローを演じる役者たちの顔つきがすこしかわった気がする。引き締まった感じ。


ドラマを構成するいちいちの素材はとても繊細なものだと思うので、やはり、今回もそれらには具体的なかたちでは言及したくない。

ほろっとするシーンがあることはある。そういうシーンをみせてくれたことにたいしては素直に(いいね)といいたいのだが。

総じて、本作は人生訓的なセリフがおおすぎて、それがいちいち腹立たしい。

それらの人生訓をしゃべる人間が若すぎて、深みがなく、そこに生じる不釣り合いが僕にそうさせるのか、それとも、それらの人生訓のなかみそのものがそもそも僕にうさんくささを感じさせるのか、つまりは、そのセリフが誰によって語られようとも、僕はそれにうさんくささしか感じないということなのか。あえて、ここでは特定しない。

それと、患者たち、その周辺の人たちの言動にも僕はいちいち腹立たしさを感じる。

最近僕がtwitterで覚えた言葉でいえば、《DQN》。

かれらのDQNさぶりがどうにも我慢できない。ひとこと、「わめくな」といいたい。

とくに我慢ならないのは「冴島はるか」の恋人役の「悟史」の言動。

僕は「1st season」でも「冴島」にたいする「悟史」の言動に猛烈に腹が立ったのが、そのときは感想記事ではあえてそれにふれなかった。

「悟史」にかんしての僕の腹立ちの内容は《自分の好きな人、とくに女性を傷つけることをいうな》に集約される。

僕の記憶では、「1st season」では発病する前の「悟史」の履歴はいっさい語られていない。

「2nd season」ではじめて、彼が心臓外科の医師として修行を積んでいたこと、「冴島」の家庭教師をつとめていたことがかたられる。ふたりはかなり長いつきあいだったわけだ。そんななかでの、「冴島」にたいする「悟史」の一連の言動。バカとしかいいようがないほどに無神経。

それに、かりにも「悟史」は医師だったのなら、おなじ医師の気持ちはわかるだろ。「緋山」にたいするあの対応はないだろ。

「悟史」の一連の無神経すぎる言動には、腹立たしいというか、《はずかしい》。

こんな言動が現実世界に存在するのは事実で、ドラマは現実世界の出来事をなんらかの程度に脚色してえがくものだとわりきるとしてもだ。

僕はいちいち不愉快でしかたない。

(だったら、つづきをみなければいいだけのことだな。わざわざフィクションの世界を相手にして不愉快になることもあるまい)

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総じて。

なんかなぁ。

・・・という感想。