新編 膝枕

智に働きたいと思いながら、なんかやってます。

■「僕の彼女はサイボーグ」をみた。

映画「僕の彼女はサイボーグ」のDVDをみた。
 出演:綾瀬はるか小出恵介、ほか


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今回は完全なる蛇足からはいる。

本作の存在を僕が知ったのは、以前すんでいたところにあったレンタルショップで行われていたこの作品のプロモーションを通じてのことである。そのショップの入り口をはいってすぐの右側にでかいポスターが貼られ、どの作品が映し出されていたのかはそもそも知ろうとしなかったから覚えていないが、小型テレビもセッティングされ、本作以外にもポスターが貼られていた。

さすがにそのときの僕も「綾瀬はるか」という芸能人がいることぐらいは知っていた。たぶん、その時点での僕にとって、「綾瀬はるか」は顔と名前が一致する数少ない芸能人のうちの1人であっただろうと思う。

ちなみに、上述のレンタルショップで僕がレンタルしたのは「のだめカンタービレ」のドラマ本編とヨーロッパ編のDVDである。


あと、これは蛇足的記述内におけるさらなる蛇足だが、僕が「Perfume」の名前と写真をはじめてみたと明確に記憶しているのは、上述のレンタルショップでのことだ。彼女たちのCDが並んだ棚に「テクノポップユニット」などというPOPがついていたと思う。そのときの僕は、写真に写った彼女たちの《シンセをあやつる》イメージがわかず、ただ(ふーん)と思った、ということも思い出したので、ここに備忘録として記しておく。今思うと、なんとも的外れだ。


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さて、前置きはこれぐらいにして本題に入る。

本作は120分。

実に長かった。

(まだ終わらないのかな)と思って経過時間を見たときの表示が78分だった。その時点でとっくに嫌になっていたのだが、さすがに我慢できなくて確かめたのがその経過時間だった。(あと40分もどうするんだ…)と思ったことを正直にここに記しておく。


さてさて。

今の僕が本作をレンタルしてきたのは、「綾瀬はるか」が目当てであった。

すでにこのブログに何回か書いたが、今の僕は綾瀬はるかに萌えている。

(もっと萌えよう)という心づもりで本作をレンタルしてきたのだが……その結果は……「まぁ、綾瀬はるかが見れたからいいっかな」。


最後のクレジットのなかに「ダンス吹き替え」という文言が見えたので、ダンスホールでカクカクとおどる綾瀬はるかは本人のものではないのかもしれないが、僕の個人的な好みをいえば、artificialな綾瀬はるかよりも、humanisticな綾瀬はるかの方が好きだ。

ま、本作では、サイボーグとしてのartificialな綾瀬はるかだけでなく、humanisticな綾瀬はるかもチョコチョコとみれたから、それで僕は満足しようと思う。

デパートでいろんな服を試着するシーンでいろんな綾瀬はるかが見れたしね。


でも、僕は綾瀬はるかの笑顔が一番好きだ。

未来都市でサイボーグのオークションが行われているシーン。ドレスで着飾った綾瀬はるかの笑顔が素敵だった。

あと、たまにあらわれるhumanisticな綾瀬はるかのあの優しい声……大好き♪


肝心のストーリーについて。

僕自身の嗜好の問題に属するかもしれないが、SFチックな展開には僕はなじむことができないなぁ、とあらためて自覚した。それに本作のような展開はどこかで見た覚えもある。とくに、一つのマスコットが過去と未来に登場することによって、二人を運命的に結びつけるところなど。たとえ二番煎じだとしても いい作品に仕上がっているのなら 僕はいっこうにかまわないんだけどね。もっとも、再見したら、ひょっとしたら感動するかもしれない、という含みはのこしておきたい。だって、綾瀬はるかが素敵だから。


小出恵介」について。

本作を見た僕の一番の収穫は「小出恵介」が素敵な俳優さんだ、と気づいたことかもしれない。

僕が知っている小出恵介は「のだめカンタービレ」での「真澄ちゃん」と、「ただ、君を愛してる」での玉木宏の大学での友達。そのふたつだけだ。

本作での「小出恵介」。いいなぁ、と思った。


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最後に。

今の僕が「綾瀬はるかに萌え~」というのは先に書いたとおり。

さらに映画「バースデー・ウェディング」でやられている真っ最中の僕の心のリハビリをしようという心づもりもあったのだが、120分、疲れただけだった。

せっかく素敵な俳優さんに出演してもらっているのだから、いい作品をつくって欲しい、と僕は希望する。