新編 膝枕

智に働きたいと思いながら、なんかやってます。

■亜紀と朔太郎のやりとり (その2)


TV版「世界の中心で、愛をさけぶ についてのごく私的な備忘録。


あじさいの丘。

亜紀 「口内炎があるの、みっつも」

(僕の心の中: 口内炎があってもいいよ。)


* * *



(その1)で書いた場面と同じなのだが、今の僕の頭のなかは(その1)を書いたときと同じ状態にある。とにかく亜紀の声が頭からはなれない……とりあえず、ここに亜紀の声をはき出しておく。

ここでの「口内炎」は亜紀の病気のあらわれである以上、かるがるしく書くことはできないのは承知の上なのだが、とにかく亜紀の声がかわいい。

亜紀の口内炎によって僕は自分の経験の意味に気づいた。あのとき医者がしきりに「口内炎できてないか」と気にしていたのは、僕が考えていた以上に重要なことだったんだね。あの段階で僕にTV版セカチューをみたことがあったら、(亜紀といっしょ、ウフフ) と不謹慎なことを思い浮かべたはずだという自信がある。そのぐらい亜紀の声と亜紀の心の動きがかわいい。


それと、波止場でのあのやりとりと結婚写真をとる日の「おはよう、朔ちゃん」。

……これについては、また後日。


* * *



なんでまた急にあじさいの丘の場面が頭からはなれなくなったんだろうとかんがえると…きっと、この件での僕の恩人、いや、お師匠さまのおかげだ。