新編 膝枕

智に働きたいと思いながら、なんかやってます。

■「夜のピクニック」をみた。

映画 「夜のピクニック」 のDVDをみた。

お目当ては「多部未華子」。

それ以外のキャストは一切知らずに借りてきた。


恩田陸の原作は読んだことがある。

多部未華子出演映画の原作であり、書店でみかけた本の帯に多部未華子が写っていたからだ。

でも映画をみるのは今回が初めてである。

そしたら…

花とアリス」にでてきた「郭智博」がいる。

TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」の中川役を演じた「柄本佑」がいる。

それに「貫地谷しほり」。

そのほかたくさんの魅力的な俳優たち。

たいへん満足。

(たったいま「柄本佑」をウィキペディアでしらべたら、かれの父親は「柄本明」。いわれてみれば似ている。所属事務所のHP記載のプロフィールをみたら、NHKドラマ「ROMES」に出演中だ。空港整備員をやっているあの彼だ。きづかなかった)

映画については「再見したい作品」というにとどめて、ここでは、僕が多部未華子を知ったきっかけだけを記録しておこう。


僕が朝のラッシュアワー時に中央線、山手線にゆられる生活をしていたころ。

車両のドアの上部に設置された液晶テレビにJR東の駅中ショップをアピールするCMがながれていた時期がある。

そのCMに多部未華子が出ていたのだ。「大船駅」を舞台にした作品だった。

浴衣を着て、友達と夏祭りに出かける、といったシチュエーション(その帰りかもしれない。お面を頭に斜めにつけていたから)で、多部未華子の目の前を「かっこいい男」が通り過ぎる。

それを目で追う多部未華子

その表情と目の動き。

学校の教室の窓からその「かっこいい男」を双眼鏡でみて、「恋です」とつぶやく多部未華子

そして、冬の駅のホームでその「かっこいい男」からすこし離れたところにたって、彼のことを意識する多部未華子

駅中ショップにそのかっこいい男の姿を見つけ、声をかける多部未華子

すごいいいなぁ、とおもったわけだ。

そのときの僕はたぶんJR東のHPをみて調べたんだと思うが、それで「多部未華子」という俳優さんを気にするようになった。

ただし、動く多部未華子を本格的に目にしたのは、先日まで放送されていたNHKの「つばさ」である。

「つばさ」のオープニング映像の多部未華子もよかったなぁ。静止画像が順に切り替わって、彼女の生活する町の風景が紹介されていく。それだけなんだけど、あの表情よ。写真家の力量なのか、多部未華子の力量なのか。両方?

(ただ、僕は「つばさ」をまじめにみていない。だから、詳しくは語れない)

で、「夜のピクニック」をみながら、JR東のCMのことを思い出したわけだが、いまYouTubeで動画を調べたら、このCMには30秒版があって、それでは僕が上に述べたストーリーとは大きく異なっていた。

浴衣姿のシーン。

すでに多部未華子は「かっこいい男」のことが好きで、友達はそのことを知っていて、早くアプローチするよう多部未華子をせかしていた。

チアガールとしてその「かっこいい男」を応援していたり、駅のホームではその男に親しく声をかけられたり、と、単なる片思いではなく、それなりに仲良くなっていたのではないか!

(そうでもないと、最後の「ひさしぶり」と声をかけるシーンの意味も通じなくなるわけだが…)


「編集」の力を感じたよ。


* * *

〔2009年12月12日、管理人追記〕
この記事に対する訂正を含む追記記事をべつに掲載しましたので、この記事をごらんになった読者の方は、ぜひそちらもあわせてお読みいただければ幸いです。クリックすると、その記事にジャンプします。
「JR東日本 エキナカCM(大船駅編)」について語ってみる。
 (2009年12月12日掲載)